変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症の患者さんの一番の悩みは、股関節の痛みではないでしょうか?
そして、この股関節の痛みは、筋膜性疼痛症候群によるものである場合があります。
今日は、この聞きなれない”筋膜性疼痛症候群”と股関節の痛みの関係についてお伝えします。
変形性股関節症で股関節の痛みに悩まれている方はぜひご覧下さい。
筋膜性疼痛症候群とは
筋肉と筋肉の間の膜である「筋膜」が原因となって痛みを引き起こす病気のことです。
この病気、日本では患者はもちろんのこと医師においても認知度がかなり低いのが現実です。
例えば、整形外科で医師から変形性股関節症と診断されると、股関節の痛みは軟骨のすり減りが原因だと説明されます。
しかしながら軟骨には神経がないので、実際には痛みを感じるはずがないと言われています。
特に、保存療法を推奨する理学療法士さんや柔道整復師さんの中で、この考え方を重視する方が多いです。
ではなぜ股関節の痛みがでるのか
実際に理学療法士さんや柔道整復師さんに尋ねてみました。
結論としては、股関節の痛みは軟骨が少ないからではなく、
筋肉を使い過ぎる→筋肉に疲労が溜まる→筋肉が硬くなる→筋肉本来の力が発揮できない
ことが原因とのことでした。
つまり
簡単に言えば、筋肉のコリ=筋肉の疲れを取ってしまえば股関節の痛みからも解放されるのです。
ですから理学療法士さんや柔道整復師さんは、股関節周辺の筋肉を緩めて股関節の痛みを取るようにしているのです。
これは私が毎日おこなっている股関節ケア(=アロマケア)が
股関節の痛みを軽減する理由にもなっています。
アロマケアを行うことで股関節の血流がよくなり、凝り固まった筋肉をほぐすことができるからです。
結果として股関節の痛みから解放されるわけです。
協会で相談を受ける患者さんにはこの方法を取り入れた特別メニューを実践していただいておりますが、ほぼ全員が効果を実感されていることからも分かります。
股関節の痛みとの付き合い方は
日々微調整を繰り返しながらその患者さんに合った方法を確立していくしかありません。
この記事が少しでもあなたの股関節人生に役立つことを願っています。
今日のリハビリ運動
バランスボールを使って腹筋を鍛える運動の様子です。
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