【変形性股関節症】気分の落ち込みを何とかしたい。それなら無理にでも「笑い」ましょう

       

 

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

私が変形性股関節症の闘病中、キツイと感じたことはたくさんありました。
中でもつらかったのが、前向きな気持ちを持てないことでした。

ひどい股関節の痛みで日常生活もままならない。
家族や周りの人に迷惑をかけながら、申し訳ない気持ちを抱えての生活。
さらに、これから先どうしたらいいのかも見通せず、希望も持てない。

こんな生活では、当然ですが前向きな気持ちを持つことはできませんでした。

「このままではいけない」

そう感じた私が前向きになるために試行錯誤した結果、行きついた答えが「笑う」こと。
闘病経験を通じて、私は「笑うこと」が本当に効果的であることを実感しました。

ツラくても、無理にでも笑う。
つらい時こそ笑う。
そうすることで、私自身が本当に救われました。

今日は、闘病で落ち込みがちな気持ちを「笑う」ことで立て直すために役立つお話です。
ぜひご覧下さい。

前向きな気持ちを持つためには「笑う」ことが必要です

冒頭でもお伝えした通り、私は、気持ちを無理にでも前向きにすることで、つらい時期をなんとか乗り切ることができました。

ただ、気分の落ち込みに悩む患者さんにとっては、心から笑うのは難しいでしょう。
そんなときは、まず形だけでも「大笑い」してみて下さい。

「大笑い」することでこんな効果が得られます

1.脳の働きを活性化させる

実は、心から「大笑い」できれば
・記憶力アップ
・脳のリラックス効果
・意思や理性の働きが活発になる
という効果が得られることが分かっています。

ただ、形だけ「大笑い」してみることでも、脳がよい方向に勘違いして、同様の効果が得られると言われています。
実際、私自身も無理に笑うことで気分が変わることを体感しているので、この結果は正しいと感じています。

2.血行を促進する

大笑いすると、呼吸が深くなります。
結果として、体内に取り込まれる酸素が増え、血の巡りがよくなります。

3.自律神経のバランスを整える

自律神経とは、体を緊張させたりリラックスさせたりするための神経です。

通常、人が起きているときは緊張モードになっています。
ただ、笑うことでリラックスモードに切り替わります。

日常生活で頻繁に笑うことができれば、緊張モードとリラックスモードを何度も切り替えることにつながるので、自律神経のバランスが整います。

4.筋力アップ

「大笑い」するとお腹や頬が痛くなった経験はないでしょうか。
これは腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などが動いている証拠です。

結果として、多少ではありますが筋力を鍛えられます。

5.幸福感と鎮痛作用

「笑う」ことで、脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されるのですが、このエンドルフィンは幸福感をもたらします。

その効果はモルヒネの数倍。
加えて強力な鎮静作用も持つため、ひどい股関節の痛みも軽減してくれます。

実は、脳は「無理やり」笑ったとしても錯覚で同じ効果が生まれます。
そのため、形だけでも大笑いすると気分が変わってくるのです。

気分を前向きにするために無理にでも「笑い」ましょう

このように「笑う」ことは本当に前向きな気持ちを持つために役立ちます。

ちなみに、私は無理にでも笑うために、お笑い番組を見たり、コメディ映画を見る、ということをしていました。
特に、綾小路きみまろのDVDには本当にお世話になりました。

「気分の落ち込み」は全ての患者さんが悩む大きな問題です

ただ、せっかくなら、毎日しかめっ面ですごすのではなく、笑って過ごしてみませんか。

この記事が、少しでもお役立てばうれしいです。

 


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