変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
ついに本格的な冬の寒さがやってきました。
変形性股関節症の患者にとってはキツい時期だと思います。
強くなる股関節の痛みを何とかしようと試行錯誤する患者さんも多いでしょう。
そんなときに効果的なのが身体を温めること。
今回は、股関節の痛みを抑えるための”効果的な身体の温め方”をお伝えします。
股関節を温めると痛みがずいぶんと軽くなります。
ぜひお試しください。
まず知っておきたいのが
身体を温めるとなぜ股関節の痛みが抑えられるのか、ということ。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、その答えは血行がよくなるからです。
実は、股関節の痛みは股関節周辺の筋肉のダメージを修復するときに感じます。
そして、筋肉のダメージの修復度合いは、そこを流れる血流の度合いで大きく違ってきます。
身体を温めることで修復が必要な個所の血流がよくなり、修復がより早く進む。
結果として股関節の痛みが軽くなるのです。
また、温めることは股関節だけではなく、ひざ、腰など全身の痛みに効果があります。
私が実際に試してよかった”効果的な身体の温め方”
それでは、股関節の痛みを軽くするための”効果的な身体の温め方”をお伝えします。
私が実際に試してよかったのが、次の3つの方法です。
1.蒸しタオル
まずは、蒸しタオルです。
股関節などに痛みがでたタイミングで、痛む場所に蒸しタオルを3~5回程度繰り返し置くだけなのですが、非常に即効性があります。
美容室でのシャンプー後に蒸しタオルを首の下に置いてくれることがあると思いますが、あのような感じで当てるイメージです。
私の場合、特に寒い冬には家の中でよく蒸しタオルを当てていました。
2.使い捨てカイロ
次が、使い捨てカイロです。
こちらも、蒸しタオルと同じく即効性の高い方法です。
私の場合、寝返りもできないほどのひどい股関節の痛みに悩まされた闘病時代末期、絶対になくてはならないものでした。
使い方は簡単で、使い捨てカイロをお尻の真ん中に貼るだけ。
直接肌に貼るのではなくスパッツなどの上から貼るのがポイントです。
小さなカイロでも大きな効果があります。
3.アロマ浴
3つ目は、アロマ浴です。
具体的には、万能精油と言われる”ラベンダー精油”を入れたお風呂に浸かることです。
ラベンダー精油には、リラックス効果、安眠効果、痛みをやわらげる効果、免疫力アップの効果、殺菌効果、血行を良くする効果、皮膚トラブル改善効果(日焼け、やけど、ニキビ、虫刺され、水虫など)などがあり、股関節の痛みを和らげてくれます。
なお、アロマ浴には即効性はなく、半年以上継続することで効果を実感できるようになります。
私が行っていたアロマ浴の方法
参考までに、私が行っているアロマ浴の方法もお伝えします。
1.シャワーで体を温める
2.ラベンダー精油を入れたお風呂にゆっくりと浸かる
3.浸かりながら、足首、ふくらはぎ、太ももなどを念入りにマッサージする
詳しくはLINEでもお伝えしています。
こちらまたは下記のQRコードからLINEに友だち登録していただければ、やり方をまとめた資料をご覧いただくことができます。
なお、重要なポイントとして
次の3つに気を付けてください。
・ラベンダー精油は専門店で購入すること
・効果を高めるためには、湯船に5分ぐらい浸かること
・汗が出てきたくらいで浴槽から上がること
特に、専門店の精油を使うことは必須です。
専門店の精油は純度が高く、体の温まり方が本当に違います。
今回は”効果的な身体の温め方”を3つ紹介しました
少しでも日常生活に取り入れることができそうなものがあれば、ぜひお試しください。
きっと、股関節痛を抑えるために役立つはずです。
もし悩むことがあれば、協会で個別相談付きのメディカル・アロマケア個別体験会も主催しております。うまく活用していただければ幸いです。
この記事が少しでも患者さんの役立つことを願ってやみません。
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