変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
日常生活を普通に送るために非常に重要なことが、歩く、座る、立ち上がるなどの日常生活動作を一人で問題なくこなせることです。
変形性股関節症の患者さんは、日常生活動作の”要”となる股関節にトラブルを抱えていますが、その度合がひどくなると、日常生活動作を一人でこなすことが難しくなり、最悪、寝たきりの介護生活につながることもあります。
私自身、特に変形性股関節症の末期は日常生活動作が思うようにこなせず、本当にツラい思いをしました。
今日は、そんな私自身の体験を踏まえ「股関節に違和感を感じたらすぐに対処してください」というメッセージをお伝えします。
特に変形性股関節症の初期や進行期で、まだ股関節の痛みがそれほどひどくない患者さんにぜひご覧いただきたい内容です。
「普通に日常生活動作をこなすことができる」というのは本当に幸せなことです
これは、私自身が身に染みて実感したからこそ、声を大にして伝えることができます。
現在は人工股関節の手術を行い自分で不自由なく歩くことができますが、特に私が変形性股関節症の末期の時期は、普通に歩く・座る・立ち上がる、などの日常生活動作が普通に行えない状態でした。
結果として、家事などの日常生活や外出も難しくなります。
末期には、家族の支えなしには家事も行えず、数十メートルも歩くと股関節がひどく痛くなるため、外出もできませんでした。
そして、そんな状態が続くと、気持ちも大きく落ち込むことになります。
周りに申し訳なく、自分自身も悔しい気持ちを感じる日々でした。
今日あなたに強く伝えたいことは
「もし股関節に違和感を感じることがあったら、すぐに対処をして下さい」ということです。
具体的には、まず整形外科を受診することです
股関節の状態を正確に把握し、病状の進行を抑えるための対処策を知ることが本当に大事になります。
なお、医者選びの際にはこちらの記事が参考になります。
・ 【まとめ】変形性股関節症の主治医を選ぶための厳選3記事
次に、適切な運動指導を受けることです
病状の進行を抑えるには、1人1人の体の状態に合ったリハビリ運動を行うことが非常に重要になります。
整形外科で理学療法士による個別指導を受ける。
運動指導歴の長いパーソナルトレーナー、理学療法士、柔道整復師による指導を受ける。
そうすることで、自分自身の股関節の状態に合った適切な運動を継続することが重要です。
股関節に違和感を感じたときは
とにかく“すぐの対処”を心がけて下さい。
そうすることで、日常生活動作を自分一人で行うことができる状態を維持できる可能性がグンと上がります。
私は、もうあんなつらい体験はしたくないです。
そして、あんな経験をする人が一人でも少なくなって欲しいと心から思います。
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最新記事をすぐ読みたい方はメルマガ登録!
メールアドレス入力するだけで
定期配信するブログ記事をすぐにご覧いただくことができます。
ぜひご登録下さい。