変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
患者さんであれば、皆さん変形性股関節症を克服したいと切望していると思います。
そのような患者さんにぜひ強く意識していただきたいのが「リハビリ運動と股関節ケアの両輪の継続」という考え方。
これは、私自身が変形性股関節症を克服した経験だけでなく、協会でサポートする患者さんの状況からみても自信を持って言えることです。
ただ、現実にはこの考え方が腑に落ちた上で行動に移すことができている患者さんは非常に少ないのが現実です。
そこで今日は「股関節の運動と股関節ケアの両輪」についてお伝えします。
ぜひご覧ください。
「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」とは
私自身が、変形性股関節症の闘病生活の中で編み出してきたものです。
変形性股関節症を克服するための軸となる考え方で、要点をまとめると次のようになります。
・ 変形性股関節症患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・ 股関節の運動をしたら股関節のケアもセットで行うのが大事。
・ なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。
詳しくはこちらの記事も併せてご覧下さい。
そして、この両輪を継続することで
変形性股関節症を最短ルートで克服できる可能性が大きく高まります。
私の実例でいうと、術前からずっと両輪を継続することで、現在は同年代の健康な方と同じレベルにまで筋力が回復しています。
具体的には、中京大学の先生から依頼を受けて人工股関節手術後の人を対象にした調査に参加したのですが、そこで太ももの筋肉量計測や一定距離の早歩き時の歩数計測、足首に負荷をかけての床からの引上力計測、などを行った結果、その当時の私は深層筋・表層筋とも61歳の健康な人の筋肉量である、ということが判明したのです。
このとき、先生方も結果に驚きを隠せませんでした。
ちなみに現在では、このような運動も日常的に行えるようになっています。
また、協会が提供するリハビリプログラムでも
「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」を根本に据えたプログラムを提供しているのですが、両輪を継続している患者さんたちは「もう一度旅行したい!」などの夢や目標を叶えることができています。
このように「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」は変形性股関節症を克服する結果を出すためのキモとなる考え方なのです。
参考までに
私が現在行っている「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」についてお伝えします。
リハビリ運動
リハビリ運動については、術後1年は病院で指導していただいたリハビリメニューを毎日1時間行っていました。
そして、9年前からは月2回、パーソナルトレーニングを受けています。
ただ、月2回だけのトレーニングだけだと筋力の現状維持が難しいため、自宅近くの女性専用サーキットトレーニングジムで週2~3回運動を行っています。
股関節ケア
股関節ケアについては、アロマ浴やオリジナル開発したアロマクリームを使ったマッサージを毎日欠かさず継続しています。
他には、月に数回、整体やマッサージに行くようにしています。
この中で特に効果を感じているのが、アロマクリームを使ったマッサージです。
このアロマを使ったマッサージについては、お話する患者さんから時々やり方を聞かれるのですが、もし興味がある方は協会で体験会も主催しておりますので、ご参加下さい。
いずれにしても
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」という考え方は、変形性股関節症を克服するためのキモとなります。
適切な股関節周辺の筋肉強化トレーニングを行い、トレーニング後は股関節のケアを行う。
この両輪の継続こそが、変形性股関節症を克服するための強い武器となります。
ぜひ、アナタの闘病生活に取り入れてみて下さい。
この記事が少しでも役に立つことを願ってやみません。
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