変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
だんだんと寒くなってきました。
冬を乗り切るために、この時期からやっておくことがよいことがあります。
それが「寒冷順化」。
簡単に言えば「寒さに強い身体を作る」ということです。
寒い時期に適応できる身体を作ることで、変形性股関節症の闘病も少し楽になるはずです。
今回は、「寒冷順化」するためのポイントを3つお伝えします。
ぜひご覧下さい。
「寒冷順化」の3つのポイント
・積極的に外出する
・足のポンプ機能を維持、強化する
・筋肉量を増やすために運動する
積極的に外出する
寒い時期は、どうしても外出がおっくうになってしまいます。
特に、変形性股関節症による股関節の痛みがでてしまえばなおさらです。
ただ、外出することは寒冷順化にとって欠かせません。
寒さに慣れることができるだけでなく、気持ちも前向きになるためです。
外出を避けたい気持ちになる場合は、まず日中の暖かい時間に外出することから始めましょう。
その際は防寒対策を行うことがポイントです
マフラー、手袋、リストバンド、タイツやレッグウォーマーなどをきちんと身につけることをおススメします。
首、手首、足首の皮膚の下を流れている動脈血が冷えてしまうと体温低下につながるのですが、防寒対策によりこれらの部位を温めれば寒さを感じにくくなり、寒い日の外出も苦にならなくなると思います。
足のポンプ機能を維持、強化する
足のポンプ機能とは、日常生活で下半身の筋肉を動かすことにより血液を循環させる機能のことを言います。
皆さんも、日常生活で下半身の筋肉を動かすと血流が良くなったという経験をお持ちではないでしょうか。これは、足のポンプ機能によって血流がよくなったことによるものですが、身体がとても温まります。
特に、ふくらはぎのストレッチやテーブルに両手をついて行うつま先立ち、スクワット運動などは足のポンプ機能の維持、強化に効果的です。足のポンプ機能を維持、強化して、外出時の寒さを和らげましょう。
私の場合は
足のポンプ機能の維持強化のために、起床後に白湯を飲んでからスクワット運動、つま先立ち、ふくろはぎのストレッチなどの運動を必ず行っています。
また、週に3~4回は夜どんなに寒くても防寒対策を行いウォーキングを続けています。
その後、アロマ浴でリラックスしてから股関節を含めた体のケアを行っています。
風邪を引かなくなりますし、よいこと尽くめです。
筋肉量を増やすために運動する
寒冷順化に重要となるのが、筋肉自体の発熱効果を活用すること。
特に体の一番大きな筋肉(下半身)を鍛えて筋肉量を増やすことで、発熱効果を高めることができます。
先程、足のポンプ機能のために私が行っている運動をいくつか挙げましたが、寒冷順化のための運動としては、特にスクワットや腹筋運動がおススメです。
もちろん、変形性股関節症の患者さんの場合は、自分の股関節の状態に合う形で運動することが必須です。いきなりたくさんの数をこなそうとするのではなく、できる範囲で少しずつ回数を増やしながら行ってください。
その際は、必ず技術のある専門家による指導を受けて取り組むようにしましょう。
ちなみに
寒冷順化だけでなく、変形性股関節症そのものの克服にも同時に取り組みたい患者さんは、リハビリ運動と股関節ケアをセットで行うことが重要になります。
この考え方について
私は「リハビリ運動と股関節ケアの両輪の継続」として本ブログでも何度もお伝えしていますが、簡単に言うと、
・ 変形性股関節症の患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・ 併せて、股関節の運動後に股関節ケアもセットで行うことが必須。
・ なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。
というものになります。
この考え方に基づいて闘病を進めることで
私を始め、協会でサポートした患者さんも変形性股関節症を克服し、自分の夢ややりたいことを実現できています。
私の場合は、変形性股関節症を克服し、日常生活を何不自由なく過ごすことができています。
同年代の健康な人と同じ筋肉量を取り戻し、こんなリハビリ運動ができるまで回復しています。
・【驚きの結果】6年正しくリハビリを継続したら…健康な人と同じ筋肉量を取り戻すことができました!【実体験】
それだけでなく、協会でサポートしている患者さんにも大きな効果がでています。
患者さんの実際の事例はこちらにまとめてありますので、興味がある方はご覧ください。
「寒冷順化」の3つのポイントを押さえることで
これからの寒い時期をうまく乗り越えることができるようになります。
ぜひ、この記事をきっかけに寒冷順化に取り組んでください。
この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。
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