変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
新型コロナウィルスの感染者数の増加が止まりませんね。
もう既に、病室が足らない、防護服が足らない、マスクが足らないなど様々な問題が出てきております。
みなさんはトリアージという言葉をご存じですか?
トリアージとは、大事故・災害などで同時に多数の患者が出たときに手当の緊急度に従って優先順位をつけることです。
これから日本の医療は、トリアージの段階に入っていくことが考えられます。
ではその場合
人工股関節手術や人工膝関節手術はどうなるのでしょうか?
日本外科学会、日本消化器外科学会、日本心臓血管外科学会などを含む10団体が提言をまとめたというニュースを耳にしました。
そこでまとめられたトリアージの目安は、以下の通りです。
【延期すべきでない】
→数日から数カ月以内に手術をしないと致命的になり得る疾患。脊髄・神経麻痺、外傷、開放骨折、悪性腫瘍など。
【延期を検討する】
→致命的ではない疾患や緊急ではない手術。人工関節置換術、待機できる脊椎手術など
【延期すべき】
→致命的ではないが、潜在的に生命を脅かすか重症化する危険性がある疾患。手根管開放術、関節鏡手術など
人工股関節手術や人工膝関節手術については、上記の【延期すべき】【延期を検討する】に該当することになります。
このブログを読んでいる患者さんの中には
今まさに手術を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今後、ある程度全国的に感染者数が減らない限りは、手術が延期あるいは中止の可能性が出てきます。
できるだけ早めにご自身の対応策を検討された方がよいと思います。
具体的には、「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」がしっかりと取り組めれば、術後の回復が全く違ってくるはずです。
「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」については、今まで何度も私のブログでお伝えしてきました。
ぜひこの機会に
「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」の習慣化⇒定着化を目標に努力して下さい。
もう少し具体的な話を聞きたい方は、月に2回開催しているメディカル・アロマケア体験会にお越しいただければと思います。
この記事が少しでもあなたの闘病生活に役立つことを願っております。
今日のリハビリ運動
腹筋を鍛える運動です。
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