変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症の患者さんであれば、病状を改善し、変形性股関節症を克服したいという強い願いをお持ちだと思います。
もちろん、そのために様々な試行錯誤を行い、闘病を進められていることでしょう。
日々の協会活動を通じて
私はこのような「本気で元気になりたい」「本気で変形性股関節症を克服したい」と考えている患者さんたちの強い想いを痛感しております。
ただ、それと同時に、多くの患者さんが”強い想いを実際の行動に移す”際に抑えるべきポイントを抑えておらず、行動しても結果につながらないケースも見てきました。
今年の協会のテーマは「本気の患者さんを精一杯応援する」ということ。
今回は、本気で病気を克服すると決めた患者の想いを結果に結びつけるために患者が抑えるべき実践ポイントを５つお伝えします。
ぜひご覧ください。
本気で病状改善したい患者が抑えるべき実践ポイント５つ
ポイント１．「リハビリ運動＋股関節ケアの両輪」の継続
最初のポイントは「リハビリ運動＋股関節ケアの両輪」を習慣化し、継続していくこと。
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」とは
・ 変形性股関節症患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・ 股関節の運動をしたら股関節のケアもセットで行うのが大事。
・ なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。
という考え方に基づき、具体的な闘病の取り組みを進めていくことです。
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」を継続することは本当に重要で、本ブログでも何度も何度も繰り返しお伝えしています。
詳しくは、昨年公開したこの記事をご覧いただくことでより具体的にイメージできると思いますので、併せてご覧ください。
ポイント２．自分自身の股関節としっかりと向き合う
協会活動を通じて私が強く感じること。
その一つが、ほとんどの患者さんが”今の自分自身の股関節の状態”を正確に把握していないということです。
当然ですが、自分の現在の股関節の状態を正確に把握できていなければ、結果につながる治療の方針や適切なリハビリ運動の内容を正しく決めることができません。
そのための具体的な取り組みとして、こちらにまとめた質問項目を参考にして主治医に話を聞くことに加え、股関節日記をつけて状態を把握する、といったことがあります。
ぜひ、日々の生活でご自身の股関節に意識を向け、正確な状態をしっかりと把握してください。
ポイント３．目標設定をする
変形性股関節症の闘病は本当に大変です。
なかなか結果が見えず、モチベーションが下がることもあるでしょう。
そのような状況をうまく克服するために大きな力となるのが「目標設定」です。
例えば「何とか病気を克服して、もう一度大好きな京都に旅行したい」といった目標があると、やる気を維持することができます。
私自身「何としてでも病気を克服し、自分の闘病経験を活かして同じ境遇の患者さんのサポートをしたい！」という目標を設定したことでモチベーションを維持できましたし、協会の事例でも、こちらの高田さんのように「大好きな登山をもう一度！」という目標を掲げてモチベーションを維持し、結果に繋げた方がいらっしゃいます。
闘病生活において「目標設定」は本当に大きな支えになります。
ポイント４．医者や専門家への「依存体質」にならない
私の経験上、病状がうまく改善しない患者さんにはほぼ例外なく共通する特徴があります。
それは、医者や専門家への「依存体質」になっている、ということです。
自分自身のことであるにも関わらず、医者に言われるがままの「受け身、依存状態」。
自分自身が主体となってどうすればいいかを考え抜き、実際に試行錯誤して、その結果を踏まえて次の闘病の取り組みを進める、という「主体的な闘病」の姿勢がありません。
この「依存体質」は本当に根が深く、この状態のままではまず病状改善が見込めません。
「依存体質」から「主体的な闘病姿勢」への切り替えは、絶対に欠かせないポイントです。
ポイント５．変えることを恐れない、こだわりすぎない
人間は、年を重ねるとどうしても変化を避けるようになります。
ただ、その傾向が行き過ぎてしまうと、「これはよい」と感じた専門家などの意見や情報を素直に受け入れ実践してみることができなくなります。
自分自身がよいと感じたことを一度は素直に受け入れ、実際にやってみる。
その結果を踏まえて「主体的な闘病姿勢」で次の取り組みを進める。
このように、自分の考えに固執しすぎず、柔軟に対応できる力を身に付けることが非常に重要なポイントになります。
上記の５つのポイントは
「本気で病気を克服する！」と決めた患者さんが、その想いを結果に結びつけるためには必須となる内容です。ぜひ、この記事を参考に「主体的な闘病姿勢」を持って実際の行動に繋げてください。
もしうまく進まない、専門家の知恵を借りたい、ということであれば、協会のサポートも実施しております。個別相談付きのメディカル・アロマケア体験会や個別相談にご参加いただくことで、私がきちんとお話させていただきます。
この記事が、本気の患者さんにとって少しでも役立つことを願ってやみません。
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