変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
今日は変形性股関節症の患者であっても”正しい”リハビリ運動と股関節ケアを継続することで、同年齢の健常者と同じレベルの筋力に回復することができ、日常生活も不自由なく過ごせているというお話を、私の実体験からお伝えしようと思います。
というのも
これまでたくさんの変形性股関節症の患者さんの話を見聞きする中で、自分が目標とすべき人の姿を具体的にイメージできることが患者自身にとって非常に大きな助けになるということが実感できているからです。
「自分が目指す姿」を具体的に描ければ、そこに向けた具体的な行動を起こしやすくなります。
結果として、変形性股関節症を克服し、日常生活を取り戻せる可能性が上がるのです。
ぜひ将来アナタがなりたい姿をイメージしながらご覧下さい。
私が両方の人工股関節手術を行ってから8~10年が経ちました
現在、私は問題なく日常生活を送ることができています。
また、2018年に中京大学の先生から依頼を受けて人工股関節手術後の人を対象にした筋肉量の調査に参加したところ、同年代の健康な人と同じ筋肉量があるとの結果でした。
今では動画のように、バーベルを持ち上げたりスクワットをしたりできるまでになっています。
ちなみに
ここに至るまで、私の場合は両股関節を含めると10年以上かけています。
”正しい”リハビリ運動と股関節ケアを継続することでこのような結果に結びついています。
そもそも、私が手術をしたのは
主治医の方針から左側が2010年、右側が2012年のことでした。
2010年の左側手術では、入院期間は3週間。
入院中のリハビリは、毎日2~3時間とかなりハードに行いました。
大ベテランの理学療法士の先生から非常にしっかりとしたリハビリの指導を受け、さらに夜は病室の前の廊下で歩行練習。
退院が近くなると、廊下の踊り場に設置した自転車漕ぎマシーンを使っての自主トレーニングを行っていました。
結果、退院時には杖なしで公共機関を使って自宅まで帰ることができたのです。
また、家事も仕事もその翌日から通常通りにこなすことができました。
さらに
退院後は自宅で入院中に行ったリハビリメニューを毎日30分~60分ぐらい継続していました。
1年後にはリハビリメニューが物足りなくなったため、苦労して現在のパーソナルトレーナーを探しあて、指導を受けるようになりました。
もちろん、最初からハードなトレーニングは行っておりません。
下肢のトレーニングを中心にストレッチ、スクワット、腹筋、背筋などの基礎的なトレーニングを月に2回ぐらいのペースで地道に行っていました。
しばらくすると、月2回のトレーニングではなかなか効果的に筋力向上に繋がらないため、週に2,3回自宅近くのサーキットトレーニングにも通うようになりました。
このようなリハビリ運動を継続した結果
筋力向上が維持できるようになり、先ほどの動画のようなトレーニングができるまでに回復することができました。
当然ですが
現在闘病中の患者さんが私と全く同じリハビリ運動に取り組んだからといって、同じように回復できるかどうかは分かりません。
なぜなら人それぞれ股関節の状態が違っているため、それに合わせたリハビリ運動することがカギになってくるからです。
この記事を読んで私と同様な回復を望むのであれば、ぜひアナタ自身にあったリハビリ運動の指導を受け、メディカル・アロマケアに代表される股関節ケアを継続してみて下さい。
継続の先にこそ、アナタが望む形で変形性股関節症を克服した姿があると思います。
ちなみに
最近リハビリなどに関するご質問をいただくことがありますが、メールによる簡単なやり取りでは、上記のような理由から質問者様自身にとって最適な返答はできません。
有料とはなりますが、個別相談やメディカル・アロマケア体験会にご参加いただければ、適切なアドバイスができると思います。
本気で日常生活を不自由なく過ごせるように回復したいのであれば、ぜひご活用ください。
この記事があなたのリハビリ生活に役立つことを願っております。
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