【変形性股関節症】協会活動を通じてわかった「リハビリがうまくいかない理由」を４つお伝えします

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

「リハビリと股関節ケアの両輪」。
これは、変形性股関節症を克服するためのキモとなる考え方です。

これまで私は、この考え方について何度も繰り返しお伝えしてきました。ただ、協会活動を通じて実感するのが、リハビリ運動がうまくいかないケースが想像以上に多い、ということです。

そこで今回

私が協会活動を通じて見てきた「リハビリがうまくいかない理由」を４つお伝えします。

うまくいかない理由を前もって知ることで、リハビリで結果を出すための助けとなるはずです。
ぜひご覧下さい。

リハビリに真剣に取り組む患者さんは、リハビリについてできる限りのことを学ぼうとする意欲があります。

ただ同時に、意欲が強すぎるあまり、一度にたくさんのことを学ぼうとしすぎるケースも散見されます。その場合起こりがちなのが、情報を自分の中で整理しきれず、不安を感じてしまう、という問題。最終的には「難しすぎて自分にはできない」と挫折してしまいます。

学ぼうとするテーマを一度に一つ、と絞ることが重要です。

同時並行的にたくさんのことを学ぶのではなく、一つずつ段階を踏んで、しっかり自分のものにできてから次のテーマを学ぶ、という進め方が大事になります。

リハビリは、自分の股関節の状態にぴったり合う適切な負荷の運動を正確なフォームで行う必要があります。

ただ、自己流の場合、”適切でない”リハビリ運動になることが非常に多いです。結果、体を痛めてしまったり、リハビリそのものができなくなる大きなトラブルにつながる可能性があります。

リハビリは、自己流ではなく、必ず専門家の指導を受けて行うことが本当に大事です。
この点、特に肝に銘じていただきたいです。

日本人には「頑張れば頑張るほど結果がでる」という考え方が根付いています。
そのため、多くの患者さんはリハビリを”やり過ぎる”状態になりがちです。
結果として、無理な運動で体を痛めてしまいます。

リハビリ運動は適切な運動メニューを適切な負荷で行わなければ逆効果となります。
くれぐれもやり過ぎ注意です。

変形性股関節症の発症は親の介護などと重なることが多いため、このパターンも多いです。
親の介護や家族の問題等が起こってしまった場合、どうしても家族の対応を優先してしまい、リハビリがおろそかになってしまうのです。

これはやむを得ない側面も大いにあるのですが、リハビリと介護等への対応の折り合いをどううまくつけていくか、この点を突き詰めて考え続けることは非常に重要です。

患者本人の健康は全ての基礎。そのために、「リハビリを絶対に続ける！」という強い意志を持ってリハビリに取り組むことが重要です。

私の病気克服経験や、協会でサポートする患者さんの結果から、変形性股関節症を克服するためのキモは「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」を継続することだということが分かっています。

簡単にいえば
・変形性股関節症の患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・併せて、股関節の運動後に股関節ケアもセットで行うことが必須。
・なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。

という考え方になりますが、私の場合は、変形性股関節症を克服し、今では日常生活を何不自由なく過ごすことができているだけでなく、同年代の健康な人と同じ筋肉量を取り戻すことができています。

それどころか、今ではリハビリ運動としてこんなことまでできるようになっています。

たった3年で夢だった登山を再開できるまでに回復したり、伝い歩きしかできなかったのに一人で沖縄旅行に行けるまで回復したり、と驚くほどの結果がでている方が多くいます。

※もっと多くの事例をご覧になりたい方は、こちらもご覧ください。

今回は、このテーマでお話させていただきました。

リハビリがうまくいかない理由を前もって知ることで、リハビリの失敗を避けることができるようになります。

もし一人でどうしたらいいか分からなければ、協会が主催する個別相談付きのメディカル・アロマケア体験会や井口由紀子の個別相談もありますので、ぜひうまく活用してください。

この記事が少しでも役に立つことを願ってやみません。

メールアドレス入力するだけで
定期配信するブログ記事をすぐにご覧いただくことができます。
ぜひご登録下さい。