【変形性股関節症】試行錯誤の末に編み出した”股関節の痛みをコントロールする方法”をシェア【私の実体験】

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

私が闘病時代に心底悩んだこと。
それが、ツラい股関節の痛みでした。

病状が進むにつれて痛みがどんどんとひどくなり、本当に大変な思いをしました。
きっと、私と同じように股関節の痛みに悩む患者さんは多いでしょう。

今回はそんな患者さんに向けて

私が様々な試行錯誤の末に編み出した”股関節の痛みをコントロールする方法”をシェアします。

主治医から「痛み止めの薬や注射で抑えなければ我慢できないだろう」といわれた状態でも、痛み止めに頼ることなく股関節の痛みを受け流すことができたやり方です。

きっと、私同様、股関節の痛みに悩む患者さんにとって参考になる部分があると思います。
ぜひご覧ください。

多くの患者さんは痛み止めの薬や注射を思い浮かべるでしょう。

ただ私は、痛みをコントロールするために薬や注射を絶対に使いたくはありませんでした。
なぜなら薬や注射は対処療法に過ぎないため、依存してしまう危険性があるためです。

患者にとって何一つよいことはありません。

強い痛み止め薬の中には依存性の高い麻薬成分が入っているものもありますし、そうでなくとも薬を頻繁に使ってしまうと、思考能力が低下し物事を適切に判断することが困難になります。

身体は痛みを感じにくくなるため、無理に股関節を動かしてしまう原因にもなります。

その場合、痛み止めの効果が切れるとさらに痛みが強まるため、何とかしようとまた痛み止めを使ってしまう、という負のスパイラルに陥るのですが、このスパイラルが続くと、薬の量も増えるため、身体には非常に大きな負担となります。

そこで私は「薬や注射に頼らないで股関節の痛みをコントロールすることができないか」と様々な試行錯誤を行いました。

最終的に編み出したのが、次のような方法です。
１．毎日、自分の股関節の状態を正確に把握する
２．その状態に応じた股関節ケアを行う

上記を日々継続することで、私は薬や注射を全く使わず、ツラい股関節の痛みをコントロールできました。

それぞれ、詳しくお伝えしていきます。

変形性股関節症患者の股関節は、使いすぎると途端に痛みがひどくなります。
そこで重要になるのが、現在の自分の股関節の状態を正確に把握すること。

状態をきちんと把握できれば股関節の痛みをコントロールした上で仕事や家事などをこなすことができますし、長期間把握し続けることで、自分の股関節の状態がどのように変化してきているのかを理解できるため、医師の診察やリハビリの際にも役立ちます。

そこで、私は毎日”股関節日記”をつけ、記録を確認していました。
股関節日記とは、以下のような股関節に関する情報を日々まとめたメモ書きのことです。

・日付
・天気
・最高気温
・最低気温
・運動をしたかどうか
・股関節ケアをしたかどうか
・一日の歩数
・その日の股関節の状態
など

変形性股関節症と診断された進行期から毎日、股関節日記を書き続けていました。
そこで蓄積された情報から、私は自分の”一日の限界歩数”、つまり一日にどれくらい歩いたら翌日に痛みを引きずってしまうのか、という歩数を把握できるようになりました。

また、どんなときに股関節に負担がかかるのか、季節、気温の変化、運動量でどのように痛みが変わるのか、といった詳細な情報も分かるようになりました。

当時の私の”一日の限界歩数”は6000歩。
そこで、6000歩を超えた翌日は外出を控え自宅で股関節を休める、という工夫をしていました。

また、股関節日記から得た情報を基に仕事のスケジュール調整を行うことで、私は、痛み止めの服用なしに手術前日まで仕事を続けることもできました。

股関節日記を活用することで、自分の股関節の状態を正確に把握できるようになります。
そうすれば、股関節の痛みをコントロールした上で、仕事や家事などをこなせるのです。

そして、自分の股関節の状態を正確に把握することができるようになった私は、股関節の状態に合わせた股関節ケアを行うことで痛みそのものを軽減することができるようになりました。

例えば、リハビリ運動を行った後はラベンダー浴やメディカル・アロマケアといった積極的な股関節ケアを行う、といった形でその時々の股関節の状態に合う股関節ケアを行っていました。

この股関節ケアの取り組み内容や結果についても股関節日記に書き記していったのですが、それによりどのような状態の時にどのような股関節ケアを行えば股関節の痛みが軽くなるのかが明確になりました。

私が試行錯誤の末に編み出した”股関節の痛みをコントロールする方法”をシェアしました。
少しでもピンときた方は、まずはできる範囲からでよいので、闘病に取り入れてみてください。

何か分からないことがあれば、協会が主催する個別相談付きメディカル・アロマケア個別体験会や個別相談も主催しております。井口自身の経験を踏まえて個別の状況に合うアドバイスをさせていただきますので、うまく活用してください。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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