変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
2022年ももうすぐ終わり。
時間が経つのは本当にあっという間にです。
今年も、協会の活動を通じて患者目線で本当に必要な情報提供や、変形性股関節症を克服した元患者だからこそできるサービスを提供してきました。
おかげさまでたくさんの患者さんたちから「ありがとう」のお声をいただき、これからもますます頑張っていこうと決意を新たにしているところです。
さて今回は
今年最後のブログとして、どうしても今年中にもう一度お伝えしたいことをテーマにします。
それは「股関節の運動と股関節ケアの両輪」の話。
股関節の運動は股関節ケアとセットで継続し続けていくことが本当に重要、というお話です。
このテーマは、私自身が変形性股関節症を克服する上での基礎の基礎となっているもので、これまでの協会活動を通じて、患者さんに繰り返し繰り返しお伝えしてきました。
ただ、やはりこのテーマを本当に理解し、行動に移し、結果を出すことができる患者さんはまだまだ少数だと感じております。
今回のテーマは、変形性股関節症で悩む人を減らすために、どうしてもお伝えしたい内容です。
ぜひご覧ください。
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」とは
まず、この考え方について端的にお伝えすると
・ 変形性股関節症患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・ 股関節の運動をしたら股関節のケアもセットで行うのが大事。
・ なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。
というものになります。
変形性股関節症を克服するには、患者がこの考え方に沿って具体的な闘病生活に取り組むことが必須となります。
具体的なイメージをお持ちいただくために
私自身のお話をすると、私は次のような「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」の活動に取り組んできました。
「リハビリ運動」の取り組み
術後1年は、毎日1時間病院で指導を受けたリハビリメニューを自宅で実施。
さらに、9年前から現在に至るまで、月2回、パーソナルトレーニングを受けています。
ただ、月2回のトレーニングでは筋力を維持することが難しいため、パーソナルトレーニングに加えて自宅近くの女性専用サーキットトレーニングジムで週2~3回運動を行っています。
「股関節ケア」の取り組み
私は、「股関節ケア」としてアロマ浴や自身で開発したオリジナルアロマクリームを使ったマッサージを毎日欠かさず継続しています。
加えて、月に数回は整体やマッサージに行くようにしています。
ちなみに
股関節ケアとして私が特に効果を感じているのが、オリジナルアロマクリームを使ったマッサージです。
こちらの記事に詳しくまとめてありますが、このクリームは私の闘病時代に、様々な試行錯誤を通じて最終的に自分自身の身体を実験台に開発したものになります。
変形性股関節症患者である自分自身の身体で試したので当然かもしれませんが、このアロマクリームを使ってのマッサージは大きな効果があり、本当に助けられました。
もちろん、現在でもこのクリームを使ってのメディカル・アロママッサージは継続しています。
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」を継続することで
変形性股関節症を最短ルートで克服できる可能性が大きく高まります。
例えば、私の場合はずっと両輪を継続し続けた結果、現在は同年代の健康な方と同じレベルにまで筋力が回復しています。
上記の写真は、中京大学の先生から依頼を受けて人工股関節手術後の人を対象にした調査に参加したときの結果ですが、深層筋・表層筋とも61歳の健康な人の筋肉量である、という判定を受けました。
このときの、先生方も驚きようは今でも覚えています。
また、現在ではこのような運動も日常的に行えるようになっています。
私だけでなく
協会が提供するリハビリプログラムで「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」を継続してきた患者さんたちにも同様の結果がでています。
例えば、こちらの高田さんは、日常生活を取り戻すどころか、たった3年で夢だった登山を再開できるまでに回復しております。
このように、変形性股関節症の患者さんが病気を克服するために絶対に欠かせない、本当に重要な考え方になります。
今回のテーマは
全ての変形性股関節症の患者さんに届けたい内容です。
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」について、まずはきちんと理解する。
そして、できるところから実際の闘病生活に取り入れる。
ぜひ、一歩を踏み出してください。
もしわからないことや相談したいことなどがあれば、【個別相談付き】メディカル・アロマケア(股関節ケア)体験会や個別相談を通じて聞いていただければ、私が自分自身の経験を通じて具体的にアドバイスさせていただきます。
繰り返しになりますが、実際に行動を起こすことが、変形性股関節症を本当の意味で克服する初めの一歩となります。
この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。
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