変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
全ての変形性股関節症患者の願い。
それは、病気を克服し、以前のような日常生活を取り戻したいということでしょう。
そのために苦労して闘病に励んでいる患者さんも多くいらっしゃると思います。
ただ、私が協会の活動を通じて実感しているのが、行動しても結果につながっていない患者さんが思った以上に存在することです。
そして、その大きな要因が、病気克服に向けて欠かせないポイントを押さえることなく闇雲に闘病を進めているということです。
今年の協会のテーマは
「本気で元気になりたい、本気で変形性股関節症を克服したい」
と心の底から考え、行動に移す患者さんを精一杯応援すること
そこで今回は、本気で病気を克服しようと頑張る患者さんに向け、私が得た知恵を共有します。
本気で病気を克服すると決めた患者の想いを結果に結びつけるためには必要なことばかりです。
ぜひご覧ください。
患者の想いを実現するために欠かせない4つの秘訣
秘訣1.医者や専門家への「依存体質」にならない
経験上、変形性股関節症の克服に行き詰まっている患者さんには、ある共通点があります。
それは、患者が「医者や専門家に依存している」=依存体質になっている、ということ。
よくあるのが、自分自身のことであるにも関わらず、闘病に関わる大部分の判断を医者に言われるがまま”受け身”で行ってしまうケース。
これは、自分自身が主体となってどうすればいいかを考え抜き、実際に試行錯誤して、その結果を踏まえて次の闘病の取り組みを進める「主体的な闘病姿勢」とは真逆の状態ですが、こういった依存体質は本当に根深いです。
まずは依存体質を主体的な闘病姿勢に切り替える意識を持つこと。
これは、絶対に欠かせない秘訣になります。
秘訣2.闘病のモチベーション維持のため、目標設定をする
変形性股関節症の闘病は本当に大変です。
なぜなら、変形性股関節症は長期間に渡る病気であるため、闘病の取り組み結果が目に見えるようになるまでに時間がかかるからです。闘病は、常にモチベーション維持との闘いでもあります。
モチベーション維持に必要なのが”目標設定”
そこで重要になるのが、目標設定です。
例えば「何とか病気を克服して、もう一度大好きな京都に旅行したい」といった目標があると、やる気を維持することができます。
私自身「何としてでも病気を克服し、自分の闘病経験を活かして同じ境遇の患者さんのサポートをしたい!」という目標設定を通じて、モチベーションを維持してきました。
協会の事例でも、結果が出ている患者さんはきちんと目標設定を行い、モチベーションの維持管理を行っています。
・「大好きな登山をもう一度!」という目標を掲げて、結果に繋げた患者さん
長丁場の闘病において、自分が心からワクワクできる目標を設定することは本当に重要です。
秘訣3.自分自身の股関節の状態を正確に把握する
協会活動を通じて私が強く感じること。
その一つに、大部分の患者は”自分自身の現在の股関節の状態”を正確に把握できていない、ということがあります。
当然ですが、自分の現在の股関節の状態を正確に把握できていなければ、結果につながる治療の方針や適切なリハビリ運動の内容を正しく決めることができません。
正確な現状把握は、変形性股関節症の克服にとってアナタが思う以上に重要です。
すぐにできる具体的な取り組みは以下の記事を参考にしていただきたいのですが、いずれにしても日々の生活でご自身の股関節に意識を向け、正確な状態をしっかりと把握してください。
・変形性股関節症-あなたの主治医を決める8つの質問
・【股関節日記のススメ】股関節の状態をキチンと把握できれば股関節痛を「予防」できる
秘訣4.「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」の継続
「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」の継続の重要性については本ブログでも何度もお伝えしていますので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
この「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」は本当に重要で、私自身の病気克服や協会でサポートする患者さんの事例から見ても、これこそが変形性股関節症を克服する上でのキモになると言って過言ではありません。
ちなみに、「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」の継続とは
・ 変形性股関節症患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・ 股関節の運動をしたら股関節のケアもセットで行うのが大事。
・ なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。
という考え方に基づき、具体的な闘病の取り組みを継続、習慣化して進めていくこと。
詳しくは、昨年公開したこの記事にまとめてありますので、あわせてご覧ください。
今回お伝えした4つの秘訣は
「本気で元気になりたい、本気で変形性股関節症を克服したい」と心の底から考え、行動に移す患者さんにとっては欠かせないものです。
まずはできることから、アナタの闘病に取り入れてみてください。
もしうまく進まない、専門家の知恵を借りたい、ということであれば、協会のサポートも実施しております。個別相談付きメディカル・アロマケア個別体験会や井口由紀子の個別相談を開催しておりますので、うまく活用してください。
この記事が、本気の患者さんにとって少しでも役立つことを願ってやみません。
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